【2021年度大学入試】慶應義塾大学の入試内容は?

 

大学は慶應に絶対に行きたい。

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じゃあ、まずは慶應大学の入試内容を一緒に調べてみよう!

慶應大学の2021年度の入試はどうなるの?

2021年度入試から大学入学共通テスト(以下「共通テスト」)が導入されます。

この共通テストは2020年度入試が最後の回となったセンター試験に替わる試験です。国公立大学の第一次試験で採用されるほか、早稲田大学や上智大学をはじめ、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学といった有名私立大学で採用される入試方式です。

このように多くの大学で採用される共通テストですが、慶應大学は2021年度入試で利用しません。

また、早稲田大学、上智大学、GMARCHなどの有名私立大学は一部の学部で、既に英語外部検定試験の成績を一般入試の合否判定に活用していて、2021年度入試でも引続き活用する方針を公表しています。この英語学部検定試験についても、慶應大学はこれまでと同様、2021年度入試で合否判定に利用しません。

つまり、慶應大学の2021年度入試はこれまでの方式と何ら変わらない、ということです。

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慶應大学を目指すなら、2020年度入試までの過去問で対策しよう!

慶應大学の一般選抜入試では国語の代わりに小論文が出る

慶応大学は、一般選抜入試、法学部のFIT入試、SFCなどのAO入試など、複数の入試方式を採用しています。このうち一般選抜入試については、早稲田大学、上智大学、GMARCHなどの私立大学には見られない特徴があります。

それは入試科目で国語の代わりに小論文が課される点です。

つまり、慶應大学を志望する受験生は、小論文対策をしっかり行う必要があります。

慶應大学の小論文は、経済学部、法学部、文学部、SFCの各学部で出題傾向が異なります。このため、学部ごとの出題傾向の違いに合わせた受験対策を行う必要があります。

慶應大学の一般選抜入試で課される小論文の特徴を理解するには、スタディサプリの大学受験講座がおすすめです。

スタディサプリの「慶應義塾大学小論文対策講座」では次の8講座を受講できます。(2020年4月19日現在)

  • 第1講 文学部「聞く力とアンサンブル」
  • 第2講 文学部「戦争の対義語としての文学」
  • 第3講 経済学部「年功制と能力給」
  • 第4講 経済学部「科学技術と社会的制御」
  • 第5講 法学部「公共性と臓器職」
  • 第6講 法学部「未来国家の統治」
  • 第7講 SFC「ODAと国際協力」
  • 第8講 SFC「文化都市政策」オリジナル問題

スタディサプリは塾・受験予備校と比べて受講料がリーズナブルなので、まずは1か月からでもトライしてみる価値はあります。興味のある方はこちらからどうぞ。

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慶應合格を目指して、小論文対策を頑張るぞ!

英語を極めることが慶應合格の近道

慶應大学の一般選抜入試におけるもう1つの特徴は、英語の配点比率が高いことです。

次の「慶應大学 一般選抜」の項で紹介しているように英語の配点が全体に占める割合は4割~最大5割となっています。全科目でおよそ65%程度の得点をとれば合格できる慶応大学の一般選抜入試において、英語で高得点をとることが合格の近道であることは言うまでもありません。

慶應大学を第一志望で目指している受験生は、英語を極めることを最優先に考えてください。

先にご紹介したスタディサプリでは、「慶応義塾大学英語対策講座」も動画視聴できるので、興味のある方はこちらからどうぞ。

スタディサプリ高校・大学受験講座

慶應大学 一般選抜

慶應大学の2021年度入試要項は11月上旬頃に公開予定ですが、前述のとおり、入試方式に変更はない見通しですので、以下では、2020年度の入試内容を紹介します。

法学部

募集人員

  • 法律学科:230名
  • 政治学科:230名

入試科目・配点

  • 総点:400点(100%)
  • 英語:200点(50%)
    • ドイツ語、フランス語での受験も可
  • 地歴公民:100点(25%)
    • 世界史B、日本史Bのうち1科目
  • 小論文:100点(25%)
    • 資料を与えて、理解、構成、発想、表現の能力を問う

受験者数と合格者数(2019年度)

学部学科受験者最終合格者補欠許可者入学許可者倍率
法律学科1,773人308人23人331人5.4倍
政治学科1,328人300人12人312人4.3倍

※倍率=入学許可者/受験者

合格最低点(2019年度)

  • 法学部法律学科:227点(57%)/400点
  • 法学部政治学科:224点(56%)/400点

経済学部 A方式

募集人員

  • 420名

入試科目・配点

  • 総点:420点(100%)
  • 英語:200点(47.6%)
  • 数学:150点(35.7%)
    • 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B
  • 小論文:70点(16.6%)
    • 高校生にふさわしい知識、理解力、分析力、構想力、表現力を問う。

受験者数と合格者数(2019年度)

学部学科受験者最終合格者補欠許可者入学許可者倍率
経済学部A方式4,309人854人251人1,105人3.9倍

※倍率=入学許可者/受験者

合格最低点(2019年度)

  • 経済学部A方式:265点(63%)/420点
    • 1次選考選抜最低点:110点/160点(英語90+数学70点)
最終選考は、1次選考で選抜最低点に達した受験生のみを対象として、1次分も含んだ総点をもとに選考しました。

経済学部 B方式

募集人員

  • 210名

入試科目・配点

  • 総点:420点(100%)
  • 英語:200点(47.6%)
  • 地歴公民:150点(35.7%)
    • 世界史B、日本史Bのうち1科目選択
    • 世界史Bは1500年以降、日本史Bは1600年以降を中心とする。
  • 小論文:70点(16.6%)
    • 高校生にふさわしい知識、理解力、分析力、構想力、表現力を問う。

受験者数と合格者数(2019年度)

学部学科受験者最終合格者補欠許可者入学許可者倍率
経済学部B方式2,029人364人38人402人5.0倍

※倍率=入学許可者/受験者

合格最低点(2019年度)

  • 経済学部B方式:259点(62%)/420点
    • 1次選考選抜最低点:58点/90点(英語90点)
最終選考は、1次選考で選抜最低点に達した受験生のみを対象として、1次分も含んだ総点をもとに選考しました。

商学部 A方式

募集人員

  • 480名

入試科目・配点

  • 総点:400点(100%)
  • 英語:200点(50%)
  • 数学:100点(25%)
    • 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B
  • 地歴公民:100点(25%)
    • 世界史B、日本史B、地理Bのうち1科目選択

受験者数と合格者数(2019年度)

学部学科受験者最終合格者補欠許可者入学許可者倍率
商学部A方式3,698人1,202人142人1,344人2.8倍

※倍率=入学許可者/受験者

合格最低点(2019年度)

  • 商学部A方式:258点(65%)/400点

商学部 B方式

募集人員

  • 120名

入試科目・配点

  • 総点:400点(100%)
  • 英語:200点(50%)
  • 地歴公民:100点(25%)
    • 世界史B、日本史B、地理Bのうち1科目選択
  • 小論文:100点(25%)
    • 資料を与えて、論理的理解力と表現力を問う。

受験者数と合格者数(2019年度)

学部学科受験者最終合格者補欠許可者入学許可者倍率
商学部B方式2,390人307人0人307人7.8倍

※倍率=入学許可者/受験者

合格最低点(2019年度)

  • 商学部B方式:288点(72%)/400点

文学部

募集人員

  • 580名

入試科目・配点

  • 総点:350点(100%)
  • 英語:150点(42.8%)
    • ドイツ語、フランス語、中国語での受験も可
  • 地歴公民:100点(28.6%)
    • 世界史B、日本史Bのうち1科目選択
  • 小論文:100点(28.6%)
    • 資料を与えて、理解と表現の能力を総合的に問う。

受験者数と合格者数(2019年度)

学部学科受験者最終合格者補欠許可者入学許可者倍率
文学部4,371人954人79人1,033人4.2倍

※倍率=入学許可者/受験者

合格最低点(2019年度)

  • 文学部:233点(67%)/350点

総合政策学部

募集人員

  • 275名
2021年度以降は225名に減(AO入試は100名から150名に増)になることが公表されています。

入試科目・配点

  • 総点:400点(100%)
  • 次の3方式から選択:200点(50.0%)
    1. 数学(数Ⅰ・A、数Ⅱ・B)または情報
    2. 外国語
    3. 数学および外国語
  • 小論文:200点(50.0%)
    • 発想・論理的構成・表現などの総合的能力を問う

※外国語は「英語」「英語及びドイツ語」「英語及びフランス語」から1つを試験当日に選択する

受験者数と合格者数(2019年度)

学部学科受験者最終合格者補欠許可者入学許可者倍率
総合政策学部3,254人385人0人385人8.5倍

※倍率=入学許可者/受験者

合格最低点(2019年度)

  • 総合政策学部
    1. 数学および小論文:267点(67%)/400点
    2. 情報および小論文:285点(71%)/400点
    3. 外国語および小論文261点(65%)/400点
    4. 数学、外国語および小論文:277点(69%)/400点

環境情報学部

募集人員

  • 275名
2021年度以降は225名に減(AO入試は100名から150名に増)になることが公表されています。

入試科目・配点

  • 総点:400点(100%)
  •  次の3方式から選択:200点(50.0%)
    1. 数学(数Ⅰ・A、数Ⅱ・B)または情報
    2. 外国語
    3. 数学および外国語
  •  小論文:200点(50.0%)
    • 発想・論理的構成・表現などの総合的能力を問う

※外国語は「英語」「英語及びドイツ語」「英語及びフランス語」から1つを試験当日に選択する

受験者数と合格者数(2019年度)

学部学科受験者最終合格者補欠許可者入学許可者倍率
環境情報学部3,041人302人0人302人10.1倍

※倍率=入学許可者/受験者

合格最低点(2019年度)

  • 環境情報学部
    1. 数学および小論文:250点(63%)/400点
    2. 情報および小論文:274点(69%)/400点
    3. 外国語および小論文263点(66%)/400点
    4. 数学、外国語および小論文:277点(69%)/400点

慶應大学 総合型選抜

慶應大学の総合型選抜入試には次の3つがあります。

  • 自主応募性による推薦入学者選考
  • FIT入試
  • AO入試

それぞれの選考方法などを以下に確認していきます。

自主応募制による推薦入学者選考

2021年度入試の募集要項と出願書類は7月上旬頃に公開予定です。

以下では、2020年度入試の内容を紹介します。

対象学部

  • 文学部のみ

募集人員

  • 120名

選考日程

出願登録期間2019年10月15日~11月15日
出願受付期間2019年11月1日~11月5日
選考2019年11月23日(会場は日吉キャンパス)
合格発表2019年11月28日
入学手続期間2019年12月5日~12月11日

出願登録:インターネットでの登録と入学検定料の支払をします。

出願受付:出願書類を郵送します。締切日消印有効です。

制度の概要

制度の趣旨と目的をより正確にお伝えするため、慶應大学のホームページから以下に抜粋します。

 一般の学力考査と異なった視点・尺度を導入することによって、様々な資質を持ち、慶應義塾大学文学部への志望動機が明確で意欲的なみなさんに入学への道を開くことがこの制度の目的です。特徴としては、第一に高校生のみなさんが自らの自由意思によって直接応募できる点にあります。下記に示す一定の資格を充たしていれば、誰でも自由に応募できます。ただし、慶應義塾大学文学部を第一志望とし、合格後は必ず文学部に入学する決意のある人でなければなりません。第二の特徴は選考の方法にあります。みなさんから提出された「自己推薦書」、在籍学校からの「調査書」、「評価書」などに加えて、「総合考査Ⅰ」、「総合考査Ⅱ」の成績を総合的に評価し判定をします。すなわち、当日の考査のみでなく、学業成績や学校内外での活動実績なども含めた総合的な選考を行います。(慶應義塾大学のホームページより)

出願資格

以下の1,2,3すべての条件を充たし、かつ評価書に、在籍学校長の署名および学校長印を受けることのできる人

  1. 慶應義塾大学文学部を第一志望として入学を希望する人
  2. 高等学校を卒業見込みの人など
  3. 高校3年生の1学期まで(2期制の場合は前期まで)の調査書の「全体の評定平均値」が4.1以上の人など

提出書類

  1. 高校が作成する調査書
  2. 評価書(大学所定用紙をダウンロード)
  3. 自己推薦書(大学所定用紙をダウンロード)

選考方法

「調査書」「評価書」「自己推薦書」「総合考査Ⅰ」「総合考査Ⅱ」により選考

  • 総合考査Ⅰ(120分)
      • 小論文形式をとり、各種資料に対する理解力、文章構成・表現力、分析力などを総合的な視点から考査する。
  • 総合考査Ⅱ(60分)
      • 与えられたテーマについての記述を評価する。

選考結果(2020年度入試)

募集人員志願者数最終合格者数
合計合計
120名71名290名361名19名105名124名

女子の合格者が多いわね。合格倍率が2.8倍と一般入試よりも低いから狙い目かも。

FIT入試

2021年度入試の募集要項と出願書類は6月上旬頃に公開予定です。

対象学部

  • 法学部のみ

募集人員

  • 法律学科 A・B方式合計 最大80名
  • 政治学科 A・B方式合計 最大80名

B方式においては、日本全国を7つの地域ブロックに分け、各ブロックから各学科最大10名程度を合格者とする。

地域ブロック

地域ブロック都道府県
北海道・東北北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島
北関東・甲信越茨城、栃木、群馬、新潟、山梨、長野
南関東埼玉、千葉、東京、神奈川
北陸・東海岐阜、静岡、愛知、三重、富山、石川、福井
近畿滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山
中国・四国鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知
九州・沖縄福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄

選考日程

出願登録期間2020年8月11日~9月3日
出願受付期間2020年9月1日~9月3日
第1次選考合格発表2020年9月18日 10時 インターネット
第2次選考A方式 2020年9月26日  B方式 同年9月27日
第2次選考合格発表2020年11月2日 10時 インターネット
入学手続期間2020年12月14日~12月18日

出願登録:インターネットでの登録と入学検定料の支払をします。

出願受付:出願書類を郵送します。締切日消印有効です。

第2次選考:会場は三田キャンパスです。

制度の概要

制度の趣旨と目的をより正確にお伝えするため、慶應大学のホームページから以下に抜粋します。

 法学部ではこれまで、様々な能力を持った学生たちが集まるよう、入試制度の多様化を図り、多様な学生を多様な方法で評価できるように努力してきました。能力や経験を異にする学生たちが互いに切磋琢磨しあう環境の中でこそ、法律学や政治学の習得がより実り豊かなものになると考えているからです。このような観点を一歩おし進めて、2006年度より導入されたのがFIT入試です。FIT入試は、「第一志望で慶應義塾大学法学部法律学科・政治学科で勉強したい」学生と、「この学生を教えたい」という私たち法学部教員との良好な相性(fit)を実現しようとするものとしてスタートした入試ですが、受験生の側の「慶應の法学部で学びたい」という姿勢が入学後の勉学意欲に反映され、好成績をあげてきました。 ~後略~ (慶應義塾大学のホームページより)

出願資格 ※以下は2020年度のFIT入試の内容です。

以下の1,2,3すべての条件を満たす人

A方式

  1. 高等学校を卒業見込みの人など
  2. 慶應義塾大学法学部への志望理由、入学後の目標と構想が明確であり、第一志望として勉学を強く希望する人
  3. 学業を含めたさまざまな活動に積極的に取り組み、次に例示するような優れた実績をあげた人
    • 文化・芸術・技芸・運動等の分野において優れた成績や成果を残したことが証明できる人
    • 学外活動や課外活動において高いリーダーシップを発揮し、そのことが何らかの形で証明できる人
    • ボランティア活動や地域の社会的活動などを熱心に行い、その実績を示せる人
    • 国際交流や開発途上国援助などの活動に積極的に取り組み、その実績を示せる人
    • 入試科目に限らない全般的な学業分野で極めて優秀な成績を収めたことを示せる人
    • その他の分野で、自己の関心や興味からユニークな実績をあげたことを証明できる人

B方式

  1. 高等学校を卒業見込みの人など
  2. 慶應義塾大学法学部への志望理由、入学後の目標と構想が明確であり、第一志望として勉学を強く希望する人
  3. 次の条件をすべて満たす人
    • 在籍している(した)高校等より、調査書の発行を受けられる人
    • 高校3年の1学期まで(2期制の場合は前期まで)の全期間の成績を記載した調査書における指定の各教科(外国語、数学、国語、地理歴史、公民)および全体の評定平均値が4.0以上の人
    • 在籍している(卒業した)高等学校等に現在在籍している教員より評価書(本学所定用紙)1通を提出できる人

提出書類

  • 志願者調書:経歴、知的成長の過程など、これまでのあなたの足跡を記入すること
  • 志望理由書:慶應大学法学部を志望した理由、入学後、何をどのように学び、また自分の夢をどう実現したいかを志望理由と関連させて、2000字以内で記述すること

A方式のみ

  • 調査書等:高等学校等の成績・卒業に関する証明書類
  • 自己推薦書:積極的に取り組んだ活動実績を示しつつ、あなたがいかに魅力的な人物かを自由に記入すること

B方式のみ

  • 調査書:高校3年生の1学期まで(2期制の場合は前期まで)の成績が記載されたもの
  • 評価書:在学している(卒業した)高校等の現在在籍している教員か学校長が記入・厳封したもの

選考方法

<第1次選考>

  • 提出書類に基づく書類選考

<第2次選考>

A方式:論述試験とグループ討論

  • 論述試験:教員が模擬講義(50分間)を行い、講義後に論述形式の試験(45分)を行う。試験では、法学ないしは政治学の修得に必要な理解力、考察力、表現力などを評価する。両学科とも同時に同一内容で実施する。
  • グループ討論:6~7名程度からなるグループに分かれ、与えられたテーマについて討論(45分間)を行う。理解力や表現力、社会性や自分の考えを主張する能力などを考査する。討論の開始前に全員に各2分間で自己アピールを兼ねた自己紹介を行ってもらう。また、討論終了後、担当教員より質問することがある。

B方式:総合考査と面接試験

  • 総合考査
    • 与えられた資料(グラフ、表、データ、条文、判例など)から読み取れることを400字程度にまとめる。社会科学に必要な論理的な思考力、考察力を評価する。(45分間)
    • 与えられたテーマのもと400字程度の小論文を書く。創造力、独創性、発想力を考査する。(45分間)
  • 面接試験
    • 個人面接を行う。(1人あたり10分間)

選考結果(2020年度入試)

<A方式> 単位:人

志願者数第1次合格者数最終合格者数
合計合計合計
法律学科8115823917526982735
政治学科13218131317537092635

<B方式> 単位:人

志願者数第1次合格者数最終合格者数
合計合計合計
法律学科591171763070100154762
政治学科901532432575100144761

AO入試

慶應大学でAO入試を行っている学部は、理工学部、総合政策学部、環境情報学部、看護医療学部です。

パパ
パパ

以下では、湘南藤沢キャンパス(SFC)にある総合政策学部と環境情報学部のAO入試について紹介します。

総合政策学部・環境情報学部のAO入試とは?

AO入試とはアドミッションズ・オフィス入試の略です。AO入試は、筆記試験の結果などによる一面的、画一的な能力評価ではなく、中学校卒業後から出願に至るまでの全期間にわたって獲得した学業と学業以外の諸成果を書類選考と面接によって多面的、総合的に評価する入試制度です。

総合政策学部・環境情報学部のAO入試がこう変わる!

2020年度実施(2021年度以降入学)より、SFCのAO入試は、出願資格・入学時期の制約を緩和し、グローバルな制度へ前進します。

  1. 募集人員を各学部100名から150名に増員します。
  2. 4回のAO入試すべてで、志願者は出願時に4月(春学期)入学と9月(秋学期)入学を選択することが可能となります。
  3. より全世界の多様な学生の出願を受け入れるため、以下のように変更します。
    1. 2020夏AO、2020秋AO、2021春AOについて
      • 日英併記した入学試験募集要項を公開します。
      • 面接試験で使用する言語を「日本語」、「英語」、「どちらでも可」の3つから選択することができます。
      • 2020年度入学者のAO方式まで実施した出願方式(A・B・C・IB)は廃止します。新たに、指定されたコンテストで所定の成績をおさめ、そのことを証明する書面を出願時に提出した場合、1次選考(書類審査)が免除される制度を開始します。
    2. 2020冬AO(グローバル)について
      • a)SAT、ACT、IB,GCE-Aレベルのいずれかと、b)TOEFL等の英語スコアの、両方の提出を条件に、出願を可能とします。この変更により従来3回であった国内高校出身者のAO入試出願機会は4回に広がります。※AO(グローバル)入試は、これまでどおり英語ののみの出願

募集人員

  • 総合政策学部 150名
  • 環境情報学部 150名
    • 募集人員は複数回実施するAO入試(4月入学/9月入学)の合計数

選考日程(2021年度入試)

入学時期募集要項公開出願時期 2次選考  (面接試験)2次選考合格発表
2020夏2021年4月2020年5月中旬2020年 8月上旬2020年10月上旬2020年10月上旬
2020秋2021年4月/2021年9月2020年10月中旬2020年12月上旬2020年12月上旬
2020冬グローバル2021年9月/2022年4月2020年8月2020年12月~2021年2月中旬ビデオによる審査2021年3月下旬頃
2021春2021年9月/2022年4月2021年1月中旬2021年6月上旬2021年7月中旬2021年7月中旬

出願資格

【出願者共通】以下の1から4の条件をすべて満たすもの

    1. 高等学校を卒業した者、および入学までに卒業見込みの者、等
    2. 志望理由や入学後の構想が明確であり、第一志望としていずれかの学部での勉学を希望する者
    3. いずれかの学部の学習・研究環境を積極的に活用し、入学後の目標や構想をより高いレベルで実現するに十分な意欲と能力を有する者
    4. 大学教育を受けるに足る日本語能力もしくは英語能力を有する者

【1次選考免除申請について】出願資格に加えて、指定のコンテストについて所定の成績をおさめ、そのことを証明する書面を提出することができる者について、1次選考を免除します。ただし、いずれかの学部で1回限りとします。

(指定のコンテスト):●小泉信三全国高校生小論文コンテスト(小泉信三賞受賞者)●三田文学新人賞(最終候補者)●日本数学オリンピック(予選Aランク者)●高校生科学技術チャレンジ(最終審査進出者)●化学グランプリ(1次選考通過者)●日本生物学オリンピック(予選通過者)●全国物理コンテスト物理チャレンジ(第2チャレンジでの金・銀・銅、他各賞受賞者)●日本情報オリンピック(本選Aランク者)、等々 ※この他にもありますので、慶應大学のホームページでご確認ください。

【アピールするべき学業ならびに学業以外の諸成果の例】次のいずれかに該当すると自己評価できるものを目安にしてください。

    1. 学術・文化・芸術・スポーツなど様々な分野において、研究、創作発表、コンクール、競技などの活動を通し、社会的に評価を得ている。
    2. 外国語能力やコンピュータ技術などの技能において優れており、高度な資格や技術を有している。
    3. 社会的な奉仕活動やその他の社会活動を通し、その成果や業績が認められている。
    4. 学業が優秀であり、創造的、積極的な学習姿勢を堅持している。
    5. 学業、人物ともに優れ、地域社会や高等学校などにおいて指導的な役割を積極的に果たすなど、評価を得ている。
    6. 関心や興味を持ったテーマに関して自由研究や自主活動などの自発的な取り組みを開始し、成果をあげている。

入学試験の内容

【1次選考】入力・提出された書類により選考します。

【2次選考】1次選考合格者に対して面接試験を行います。最終合否は1次選考の評価とあわせて総合判定します。面接試験は一人30分程度です。

提出書類

該当の各募集要項に示された書類等に加えて、任意に作成した諸資料

入力・提出する書類は2019年度実施AO入試と大きな変更はありません。

選考結果 単位:人

募集人数志願者数最終合格者数
合計合計
総合政策学部10049551910145592147
環境情報学部1004744058796980149

慶應大学 学校選抜推薦型

指定校からの学校長推薦に基づく推薦入学制度です。

例年6月頃に、大学から推薦枠のある高校宛に募集要項が送付されるので、自分が通う高校に推薦枠があるかどうかなどの詳細については、高校の進路指導の先生に確認しよう。

出願時期

  • 11月頃
    • 合格通知は12月頃です。

推薦枠のある対象学部

慶應大学の指定校推薦は全ての学部が対象になっている訳ではありません。推薦枠のある対象学部は次のとおりです。

  • 法学部法律学科
  • 法学部政治学科
  • 商学部
  • 理工学部
  • 薬学部薬学科

慶應の看板学部である経済学部は推薦枠がないのか~。

推薦入試結果(2019年度)

学部学科募集人員志願者数合格者数
法学部法律学科80人94人(61人)94人(61人)
法学部政治学科80人82人(60人)82人(60人)
商学部200人242人(157人)241人(157人)
理工学部195人185人(87人)185人(87人)
薬学部薬学科30人32人(24人)32人(24人)

※( )内は女子の人数

パパ
パパ

校内選考に通ることができれば、確実に合格できる点が指定校推薦の大きなメリットです。

文系学部では女子が合格者数の7割近くを占めているのね。

 

指定校推薦の校内選考に通るためにやるべきこと

校内選考は、高校3年生の1学期までの評定平均で決まります。

慶應の指定校推薦では、全科目で評定平均4.1以上などと各高校で決められているので、先生に確認しましょう。

つまり、校内選考に通るためには、高校1年生の1学期から全科目について中間テスト、期末テストで良い成績を修めることや、授業で出された宿題をきちんと提出するなどして、通知表の成績をできるだけ高くしておくことが最も大事なことです。

人物的に問題がなければ、評定が高い人が校内選考に通るので、通知表が5段階評価なら5、10段階評価なら9か10を目指しましょう。

例えば、評定4.5を目指すのであれば、5段階評価なら、全科目で4と5を同じ数だけとる、10段階評価なら、8と9を同じ数だけとる、ことが必要です。

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慶應大学で受かりやすい文系学部ランキング

慶應大学で受かりやすい文系学部はどこだろう?

大学受験の難易度は偏差値で評価されることが多いですが、AO入試や推薦入試には偏差値がありません。

そこで、一般入試やAO入試も含めた異なる入試方式同士での合格のしやすさを比べるため、「受験者数」を「入学許可者数」で割った合格倍率の低い順に慶應大学文系学部をランキングしました。

  1. 商学部 一般選抜A方式 2.8倍
  2. 文学部 自主応募推薦  2.9倍
  3. 経済学部 一般選抜A方式 3.9倍
  4. 文学部 一般選抜 4.2倍
  5. 法学部政治学科 一般選抜 4.3倍
  6. 経済学部 一般選抜B方式  5.0倍
  7. 法学部法律学科 一般選抜 5.4倍
  8. 環境情報学部 AO入試 5.9倍
  9. 法学部法律学科 FIT入試 6.8倍
  10. 総合政策学部 AO入試  6.9倍
  11. 商学部 一般選抜B方式 7.8倍
  12. 総合政策学部 一般選抜 8.5倍
  13. 法学部政治学科 FIT入試 8.9倍
  14. 環境情報学部 一般選抜 10.1倍

※文学部の自主推薦入試は2020年度入試の実績値

1位は商学部一般選抜A方式

慶應大学文系学部の受かりやすいランキング(2019年度入試)では、商学部の一般選抜A方式が1位となりました。商学部の一般選抜A方式は、入試科目に数学(総点の25%)を含むので、国公立大学と併願する受験生は選び易い方式です。また、英語の配点が総点400点のうち200点と半分を占めるので、英語の得意な受験生にもおすすめです。慶應大学商学部は、法学部や経済学部と比べて偏差値が高くないことも合わせて考えると、英語と数学が得意な受験生にとっては、最も受かりやすい慶應大学文系学部といえるでしょう。

慶應大学のAO入試は安易に選ぶべきではない

ランキング2位には文学部の自主応募による推薦入試が入りましたが、そのほかのAO入試は全体的に競争倍率が高くなっています。このため、AO入試を安易に選ぶことはおすすめできません。AO入試や推薦入試を受験する場合には目的意識を明確にし、計画的に準備を進めることが大事です。

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中学生、高校生、大学生の4人の子供達のパパ。
英検1級/TOEIC945点/米国MBA

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