大学入学共通テストが導入される2021年度入試。青山学院大学の入試がどう変わるのか学びましょう!(2019年12月12日更新)

2019年4月に高校2年生になった僕は、大学入学共通テストが始まる2021年1月に受験することになるよ。都会的なイメージで、箱根駅伝初優勝で話題にもなった青山学院大学に興味があるんだ。青学の入試はどう変わるんだろう?

大学入学共通テストが始まる2021年度入試。青山学院大学の試験内容がどう変わるのか調べてみよう!
青山学院大学の入試はこう変わる!
入学者選抜試験の名称が変わる!
2021年度からの名称 | 現行の名称 |
1)一般選抜(個別学部日程) | 一般入学試験(個別学部日程) |
2)一般選抜(全学部日程) | 一般入学試験(全学部日程) |
3)大学入学共通テスト利用入学者選抜 | 大学センター試験利用入学試験 |
4)総合型選抜 | 公募制の各入学試験 |
5)学校推薦型選抜 | 学校長の推薦を伴う各入学試験 |

5種類の入試があるんだね。どんな試験なんだろう?
入学者選抜試験の内容が変わる!
一般選抜(個別学部日程)
大学入学共通テストを併用する方式
【ポイント】
- 経済学部を除くすべての学部がこの方式で実施
- 「大学入学共通テスト」と「独自の個別試験」の組み合わせ
- 指定する共通テストの教科・科目を評価する。「数学」の記述式問題はその結果を利用する。国語の記述式問題では、当初の基本方針から変更し、2021年度入学者選抜試験においては、その段階別評価を点数化して加点することはしない。数学の結果は得点化されるため従来のマークシートと同様に扱う。
- 独自の個別試験では、「記述式を含む総合的な問題」または「記述式を含む個別科目問題」や「小論文」を出題
- 英語資格・検定試験は以下の取扱いとする。
- 出願資格として利用する学部:国際政治経済学部(一部の学科・方式を除く)、総合文化政策学部(一部の方式を除く)
- 利用しない学部:上記以外の学部
大学入学共通テストを併用しない方式
【ポイント】
- 経済学部のほか、文学部、理工学部の一部がこの方式で実施
- 大学入学共通テストを利用せず、学部独自の試験を実施
一般選抜(全学部日程)
【ポイント】
- 各学部・学科で指定する教科・科目では、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」の評価に重点を置く独自問題を出題
- 「外国語(英語)」では、「読む・書く」を測り、「話す」ために必要な十分な語彙、理解度を備えているかを評価
大学入学共通テスト利用入学者選抜
【ポイント】
各学部・学科が指定する共通テストの教科・科目を評価。「数学」の記述式問題ではその結果を利用する。国語の記述式問題では、当初の基本方針から変更し、2021年度入学者選抜試験においては、その段階別評価を点数化して加点することはしない。
一般選抜および共通テスト利用入学者選抜の試験教科・科目
上記以外の各学部の試験の方式・教科・科目は、青山学院大学のホームページで確認することができます。
学部独自問題における出題の例示や意図・狙い等も掲載されています。

学部独自問題の出題例は試験内容のイメージを掴むためにも参考になるので、チェックしてみよう!
総合型選抜
【ポイント】
- 大学教育を受けるのに必要な「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を各学部・学科の指定する個別の試験科目や小論文等で評価
- 高等学校の調査書・志望理由書・学修計画書等を評価
- 英語資格・検定試験の結果を出願資格や評価とする学部・学科がある。
- 面接や口頭諮問、プレゼンテーション等によって多面的・総合的な評価をする。

総合選抜型は、個別の試験科目や小論文のほか、高校の成績、英語の資格、面接などで総合的に評価されるんだね。
学校推薦型選抜
【ポイント】
- 大学教育を受けるのに必要な「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を各学部・学科の指定する個別の試験科目や小論文等で評価
- 高等学校の推薦書・調査書・志望理由書・学修計画書等を評価
- 英語資格・検定試験の結果を出願資格や評価とする学部・学科がある。
- 面接や口頭諮問、プレゼンテーション等によって多面的・総合的な評価をする。

多面的・総合的に評価される点は総合選抜型と同じだけど、学校推薦選抜型では、高校の推薦書も必要になるんだ。
英語資格・検定試験の扱いについて
英語資格・検定試験の結果は、一部の学部で「出願資格」として利用します。(当初利用する予定であった「加点方式」は利用しないことになりました。)
出願時に「原本又は本学にて原本照合済の証明書」を提出することとし、出願期間末日より2年以内に取得した証明書を有効とします。
主体性等に関する経験等が出願要件に
システム出願時の出願要件として、「主体性」「多様性」「協働性」に関する経験等の提出が求められます。ただし、得点化はせず、入学後の修学支援や各学部・学科の教育研究に活用されます。

高校生活で主体的に取り組んだ活動の成果などの提出が必要だよ。
まとめ
2021年度入試から始まる青山学院大学の新入試制度について、以下にまとめます。
- 新制度では、現行試験の名称が変わり、5つの入学選抜試験が実施される。
- 一般選抜(個別学部日程)
- 一般選抜(全学部日程)
- 大学入学共通テスト利用入学者選抜
- 総合型選抜
- 学校推薦型選抜
- 一般選抜(個別学部日程)では、共通テストを「併用する方式」と「併用しない方式」がある。
- 共通テストを「併用する方式」では、「共通テスト」と「独自の個別試験」の組み合わせとなる。
- 一般選抜(全学部日程)では、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」の評価に重点を置く独自問題が出題される。「外国語(英語)」では、「読む・書く」を測り、「話す」ために必要な語彙・理解力を評価される。
- 共通テスト利用入学者選抜では、各学部・学科が指定する共通テストの教科・科目で評価される。
- 総合型選抜と学校推薦型選抜では、個別の試験科目や小論文等のほか、高等学校の調査書等、英語資格・検定試験の結果(学部による)、面接、プレゼンテーション等で多面的・総合的に評価される。学校推薦型選抜では、高等学校の推薦書も必要となる。
- 一部の学部では英語の民間試験の成績が出願資格となる。出願時に「原本又は本学にて原本照合済の証明書」の提出が必要となる。
- 出願要件として、「主体性」「多様性」「協働性」に関する経験等の提出が必要。ただし、得点化はせず、入学後の参考資料等として活用される。
*出典:青山学院大学HP「2021年度入学者選抜について(予告)」に基づき作成しました。


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